〜変化は起きる・変化は起こせる〜 ブリーフセラピー講座に参加しました。
弊ブログに訪れてくださりありがとうございます。
ブリーフセラピーの研修講座に参加してきました。
ブリーフセラピーは、この春にカウンセラーの先輩に教えていただいた技法。認知行動療法はとても素晴らしくもっと極めたいと思っています。しかし、その中で行き詰まる部分があることも認識しています。そのジレンマについて先輩にお話したところ、『いいのがあるよ!』と教えてくださったのがソルーション・フォーカスト・アプローチ。ブリーフセラピーの一種となる解決志向型のセラピーです。
その時の記事はこちら↓
そこからブリーフセラピー・解決志向型アプローチの本を4冊一気に読みました。そして『これは学びたい!ぜひ身に付けたい!』と思いました。私が認知行動療法のデメリットと感じている事柄が見事にカバーされていると感じたからです。
そんな経緯もあり、楽しみに参加してきました。原宿カウンセリングセンターの主任であり、日本ブリーフサイコセラピー学会常任理事でもあり田中ひな子先生の講座です。
6時間の講座は、とても盛り上がりました。参加者から質問がバンバン飛び出し白熱しましたし、グループワークも何度もあり、1日があっという間でした。
今回の学びの中で心に残ったこと。。。
①あなたが、あなたの専門家である。例えば、『いくえ学』という学問があったとする。その学問の専門家は『いくえ』である。その人自身が、自分を取り扱いお世話する方法を一番よく知っている。
②1000ピースのパズルを完成させる時。四隅を埋めて、外周を埋めて、そこにあるわずかな情報を手がかりに一つずつピースをはめて完成に近づける。カウンセリングは、クライアントがそのほんのわずかな情報(強みや希望)に気づき、変化をもたらしていくためのもの。
③リップルエフェクト(波及効果)。どんなに困難な状況でも、小さな変化が起きれば良い。それが、静かな湖面に投じられた石の波紋のように、大きな変化を生み出す一歩になる。
つまり、
クライアント本人が自分の専門家であり、クライアントが解決方法をいつも知っている。カウンセラーは好奇心を持ってその方法を尋ねるインタビュアーである。
先がなく絶望的にみえる状況の中にも、クライアントには必ず力があり光があると信じる。その力と光がよくなる変化を生み出す。
いい変化は起きる。変化は起こせる。もっと言えば、いい変化はもう起きている。
ということです。
解決志向型アプローチは、問題の原因やその人の生い立ち、個人の特性などを追求することは全くしません。問題を認識した上で、『どうなりたいか』『いいときはどうしたか』『何ができるか』『何を持っているか』ということを考え探していきます。
とても前向きです!
過去の記事にも書きましたが、ヒプノセラピーのGIFT(ゴールイメージフォーカシングテクニック)ともすごく近いと思います。なりたい自分をイメージし体感し、そこに向かっていく。今までできなかった理由や、できない状況については一切考える必要がありません。顕在意識のブロックを超えた、『本当の理想』だけにフォーカスしています。
ブリーフセラピーを学ぶことは、ヒプノセラピーの事前面談・事後面談のカウンセリングにも活かせると思っています。今回の講座はあと2回続きます。しっかり理解し、実践を積み、ご提供できるようになるまで頑張りたいと思います。
今後の講座も楽しみです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
このご縁に感謝いたします。
いくえ