#2-3 カウンセリング実践 望みを相手にまっすぐ伝える4つのコツ
弊ブログにお越しいただきありがとうございます。
#23回目の面談記録をいたします。(1回目→☆ 2回目→☆☆)
ホームワークとして元ご主人について作成したいただいたコラムを基に、面談で7つのコラムを完成させました。
□お子さんとTさんが会うことについてご主人が前向きではないと考え(確信度90%)
□憂鬱な気持ち(強度90%)
だったものが、
□望むことへの解決策はある。私は自由を守り楽しく過ごそうと考え(確信度100%)
□前向きな気持ち(強度70%)
と変化しました。
その上で元ご主人に対して必要な主張を伝えるため、問題解決に向けてプランを立てることにしました。
元ご主人を、自分に自由を与えない頑固な人と考えていたTさんですが、認知行動療法を進める中で、『うまく話せば理解してくれる』『望むことの解決策はある』と、元ご主人に働きかけようという考えにシフトしてきたことがわかります。解決に向けて主体的に意欲的に取り組もうという気持ちを確認できたことは、大きな前進だと思います。
主張とは、決して自分勝手な行動ではありません。人間関係においては、消極的・受け身的になりすぎてもバランスを崩しますし、逆に攻撃的・支配的になることもトラブルを招きます。主張はそのどちらでもなく、適切な方法で自分の望みを伝える方法です。
適切な主張にはコツがあります。
1『私は』で言葉を始める
「君はいつも時間に遅れるんだから」→「私は時間に余裕を持って予定を楽しみたい」
2相手の不満の中にある事実は認め、自分の権利は伝える。
「毎日忙しいのはわかるけれど、分担した家事はやってもらいたい。」
3望みははっきりと端的に伝える。相手に察してもらうことを期待しない。
「疲れてるのわかるよね?」→「疲れているから30分休ませて欲しい。」
4結果よりプロセスに意識を向ける。
相手がいることなので、毎回自分の思うようにいくとは限りません。しかし、適切に伝えるということが大切であり、そのプロセスを繰り返すことで徐々に良い関係に近づいていくことができると思います。
自分を守るためにも、相手にストレスを与えないためにも、上手な主張を身につけていきたいですね。
〜本日の学び〜
4つのコツで自分の望みをまっすぐ伝えることができる
最後までお読みくださりありがとうございました。
このご縁に感謝いたします。
認知行動療法メンタルトレーナー
いくえ