こころステップダイアリー

認知行動療法・ヒプノセラピーでこころのお手入れを♪

ヒプノセラピスト講座8(前世療法実践)

弊ブログに訪れてくださりありがとうございます。


ヒプノセラピスト講座、今回は前世療法の実践です。


クライアントのテーマは、「家族の中の立ち位置がこれでいいのか」。このテーマについて、前世療法を行いました。


前世は、ご実家が神社の長女でした。

お母さんが作ってくれるお弁当の厚焼き卵が学校のクラスメイトに大人気。

高校生になると、弟のお弁当を作ってあげる優しいお姉さん。そのお弁当にはお母さんから受け継いだ厚焼き卵が入っています。

その後、家庭を持ち、朝食を作り家族を送り出す場面、手料理を囲んだ家族団欒の場面が何度も出てきました。

最後には、孫やひ孫がアップルパイを作っている様子を眺めていました。自分が娘さんに作り方を教えたアップルパイを、今度は孫やひ孫が頑張って作っている。いい匂いと家族たちの笑顔に包まれる場面でした。出来上がったアップルパイにアイスクリームをのせて、ご家族みんなで幸せに食べていました。

とても穏やかで温かく流れていく人生でした。


前世の魂とメッセージの交換をした後、ハイヤーセルフに会いに行きました。私がセラピストとしてハイヤーセルフに誘導したのは、今回が初めて。ハイヤーセルフに会うかどうかは、クライアントのご希望をお聞きします。ハイヤーセルフとは、自分のことを自分以上に知っている、自分のことをなんでも知っている高次元の自分自身にこと。(のようです。まだ勉強不足ですが・・・)

クライアントのハイヤーセルフは、パワーのある美しい女性でした。そのハイヤーセルフに「家族の中の立ち位置」について尋ねたところ、「大丈夫だよ」という答えが返ってきたそうです。

 

クライアントは、お仕事もご家庭のこともこなすパワフルな女性です。一方前世では家族のために日々お世話をする専業主婦でした。そんな前世の自分から、「それぞれに適した生き方がある。あなたはあなたで素敵な生き方をしている。」というとてもポジティブなメッセージを受け取ることができました。そして、ハイヤーセルフから、「このままで大丈夫」という肯定的な言葉をもらいました。テーマに対する答えを導くことができたようです。


セラピストとしての新たな気づき。

テーマ決めの事前面談ではクライアントの言葉や思いをそのままに尊重すること。

私の理解しやすい言葉に変換しようとしてしまい、クライアントに「私の気持ち、伝わってないのでは?」と感じさせてしまいました。クライアントが自分の答えを見つけること、クライアントが癒されること、クライアントが満足できることを最大の目的としてセラピーを行うという大前提に立ち返らなくては。事前面談でのクライアントのモヤモヤは、セラピストへの信頼が薄れる要因となり、催眠誘導が上手くいかなくなってしまいます。事前面談でのラポール形成について見直そうと思いました。

同じように、前世の魂やハイヤーセルフから受け取るメッセージについても、クライアントの中にストンと落ちていればいいのです。セラピストが納得する必要はないのです。メッセージがはっきりと言葉にできなくても、クライアントがじっくりと感じているものがあるはずです。その感覚を大切にしていこうと思いました。


クライアントからの率直な意見と、先生からの的確なアドバイスで今回の講座も充実していました。

催眠誘導も、ほんのわずかづつですが自信がついてきたように思います。

セラピストとクライアントが一緒に催眠の世界を描いていくということを念頭に今後もセラピーを行なっていきたいと思います。

 


最後までお読みくださりありがとうございました。

このご縁に感謝いたします。

 


認知行動療法メンタルトレーナー

いくえ