こころステップダイアリー

認知行動療法・ヒプノセラピーでこころのお手入れを♪

長らく空いてしまいました

弊ブログに訪れてくださりありがとうございます。

認知行動療法メンタルトレーナー、いくえです。

 

家族の海外転居があり、4月はドタバタと過ぎて行きました。

そして、気づけば年号も新たに「令和」が始まりました。

またコツコツとブログも再開して行きたいと思います。

 

9歳の息子と7歳の娘は4月からシンガポールのインターナショナルスクールに通っております。英語は全く話せません。毎日どうやって学校生活を送っているのかしら・・・と想像して過ごしております。

 

登校初日。初めてのランチタイムでのことです。

全校生徒が集まって食堂で昼食を摂るのですが、自宅からランチを持参する生徒とスクールミール(給食)を食べる生徒がいます。食堂のスタッフが混乱しないように、スクールミールを食べる生徒には毎日「ランチカード」が配られ、ランチカードを持っている生徒は列に並んでお昼ご飯を受け取ることができます。

先生もお忙しかったのか、とにかく何もかも初めてのことで我が子たちも指示通りに動けなかったのか、詳細は分かりませんが、娘も息子もカードを受け取らずにスクールランチの列に並んでしまいました。

トレイを持ってカウンターまで行くと、「カードない子はランチあげられないよ!」(推測)と食堂のスタッフに言われてしまったそうです。

その後、状況に気づいたお友達が先生に伝えてくれて、無事お昼ご飯を食べることができました。

しかし、息子はどうしていいかわからずシクシク泣いてしまったそうです。。。。

 

その日の夜の子供たちとの会話。

息子「僕、学校のご飯食べていいんだよね?でもカードが必要だなんて、ママ言ってなかったじゃん。明日はカードもらえるように先生に頼んでね。」

娘「でもさ、ご飯食べられたんだからいいじゃん!H(息子)、泣いちゃったけど、食べられてよかったじゃん。」

 

これぞ認知の違い!

ランチカードがなくて困惑したことにフォーカスする息子と、結果的に食べられたことにフォーカスする娘。それによって息子は「次は問題なく食べられるようにどうするか」を考え、娘は「一時的にカードが手元になくても、最終的には食べられるから大丈夫だから心配ない」と考えているのです。

 

同じ時に同じ場所で同じことを経験しても、捉えているものが全く違います。そのため、そのあとに浮かぶ考えも、行動も異なってきます。ストレスを回避するための対策をとることも、そもそもストレスと感じないことも、どちらも悪いことではありません。それぞれの個性であり、特徴なのだと思います。

 

また、ストレスそのものが悪いわけでもありません。人はストレスが新たな原動力にもなり得るのです。そして、ストレスの経験が成長に繋がることもあります。息子は今回のことで、ランチカードをきちんと受け取る学校のルールを学びました。もしいつか、新しいクラスメイトがランチカードをもらえなかった時は手助けができるかもしれません。翌朝息子は、「ランチカードがもらえなかったら先生に英語でなんて言えばいいの?」と質問してきました。「'Lunch card,please.'で伝わるよ。」と教えたら、登校中復唱していました。英語を一つ憶えるきっかけにもなりました。

 

新しい環境での新しい生活。たくさんのストレスの中でそれを越える術を学び、自信になってくれればいいなと感じています。

 

 

〜本日の学び〜

それをストレスと捉えて乗り越えることも、ストレスと捉えずに受け流すこともできる

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

このご縁に感謝いたします。

 

認知行動療法メンタルトレーナー

いくえ