ヒプノセラピスト講座6(GIFT実践)
弊ブログを訪れてくださりありがとうございます。
ヒプノセラピスト講座の記録です。
今回はGIFTの実践です。
今回のクライアントは、興味深いドキドキのテーマで行いました。
それは、「最愛のパートナーとの理想の生活」です。
まだ見ぬ最愛のパートナーとの幸せいっぱいの1日、というゴールイメージを見にいきました。
それはそれは愛に溢れるキュンとする場面がたくさんたくさん現れました。
彼は優しく穏やかで理解ある人。自分のことをわかってくれる、見守ってくれる、安心させてくれる存在。そして一緒にいるといつも笑っている二人。
朝は彼がコーヒーを淹れてくれる。仕事中にこっそりLINEする。彼のためにお料理をする。夜のお散歩。ソファーでまったり飲み直し。一緒に楽しく食事の片付け・・・。
本当に、理想的ですね。
お相手は、クライアント好みのネクタイの似合う男性だったそうです。
が!!
顔はぼんやりしていてはっきり見えなかった。ただ、ニコニコしていることや、優しい笑顔であることは雰囲気から感じ取れていた、というのです。
ここでも、潜在意識にないことは催眠療法では見えない(まだ出会っていないので誰の顔かわからない)、そして潜在意識にあることはきちんと見える(ネクタイの似合うニコニコしている男性が理想)ということがよく分かります。
催眠から戻ってきたクライアントの第一声は、
「あーーー、楽しかった!!!」
それもそのはず。理想の男性との理想の生活ですものね。潜在意識が純粋に望んでいることを見ているので、楽しくて楽しくて催眠から醒めたくないかも♫
GIFTでは、このように全くのオリジナルのストーリを見ることもできます。自分が何を望んでいるのか、それは具体的に何なのか、それを実現すると自分はどんな気持ちになるのか。そういったことを体験できるのです。
先生の過去のクライアントで、別れた恋人との未来を見に行った方もいたそうです。
涙を流しながら、とても素敵なセラピーになったとのことでした。
顕在意識の理性や判断や常識でストップをかけてしまい、気づくこともない自分の本当の心。潜在意識に問いかけてそれをしっかり自覚することで、初めて向き合うことができ、前に進んだり、自分を認めたり、現実を受け入れたりできるようになるのだと思います。本当の心を無視して、見て見ぬ振りをして、これでいいんだと自分に言い聞かせて行動を選択していると、その歪みはストレスとなり、いつかストレスとなってしまいます。もちろん、常に自分を律して秩序ある選択をすることは素晴らしいことですし、それができる人もたくさんいらっしゃいます。でも、たまには正義と正論の鎧を取り去って、自由に気ままに自分勝手に思いを巡らせるのも良いのではないでしょうか。
ヒプノセラピーは、純粋な自分がいま頑張っている自分を癒してくれる。
そんな経験をもたらしてくれるセラピーだと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
このご縁に感謝いたします。
認知行動療法メンタルトレーナー
いくえ