こころステップダイアリー

認知行動療法・ヒプノセラピーでこころのお手入れを♪

潜在意識のストーリを最後まで見てみよう・前世療法ヒプノセラピー実践

弊ブログに訪れてくださりありがとうございます。

ヒプノセラピー実施の記録です。

 

クライアントのN様。現在の生活には特に何もご不満はなく、自由に暮らしていらっしゃるとのこと。しかし、ご年齢を重ねることで生じる今後へのご不安もあるということで、前世療法を行うことにしました。

テーマは、『使命は何か。使命は果たせているのか』

 

麻の服を着た20代くらいの女性、若いダンサーに恋心を持つ年配の男性、熱帯雨林に暮らす青年、教会で住み込みをしている使用人など、様々な前世を体験されました。

 

Nさんの前世体験で興味深かったのが、バラバラに展開していった場面がだんだんとつながっていったことでした。

麻の服を着た20代の女性は、のちに現れた教会で住み込みをしている使用人の母親でした。

麻の服の女性は、家の前で考え事をしていました。答えが出ない、でも決めなくては・・・と迷っている様子でした。それが、お腹の中にいる子供を産むかどうか悩んでいたということが、最後にわかってきました。

『こんなに年の差があるのだから、好きになるなんておかしい』とダンサーへの恋心に折り合ったのに、後々結婚して子供たちと仲良く暮らしていたり。

また、熱帯雨林に暮らす青年が遊びにいったお友達がいました。とても尊敬する大好きなお友達なのですが、その友達は実は父親が同じだったことが分かってきたり。

 

セラピー中に出てきた場面に対して『これは現実にはあり得ない』とか『イマイチ意味がわからない』と思うことはよくあります。顕在意識が感じることで、それは自然なことです。なぜなら催眠中も顕在意識はしっかりと働いているからです。しかし、あれ?と思うことがあったとして、潜在意識が出してくる情報には必ず意味があります。潜在意識が送るものを顕在意識が否定せずに認識していくと、イメージは次々送られてくるようになるです。『さっきの〇〇が、今見ているこの人なんだ』のようにセラピーのストーリーの中でつながってくることもありますし、『ヒプノセラピーで感じた〇〇はこのことだったんだ!』というように現実の生活の中でつながってくることもあります。

 

N様は、今回の前世体験の中で『家族との愛のある生活』の大切さを改めて感じました。自由に今を楽しみながらも、家族を悲しませないように、家族をまず考えて選択しているところは前世の姿に通じるところがありました。前世を見た後、『自分は新たな家族を作ることはなかったけれど、家族が大切なことには変わりありません』とおっしゃっていました。

そして、家族に愛された人生の最期は、友人や家族に温かく見送られ前世の魂から『愛情深い気持ち』を受け取ることができました。そして、意地を張らずに素直な楽な自分でいよう・全てうまくいき大丈夫と思うことができ、これからの道に希望や楽しさを感じていらっしゃいました。

 

N様の使命は『独りよがりに意地を張らず、愛情深くその愛を人に示すこと』であると受け取ることができました。

 

潜在意識がどんな形でメッセージを送るのかは分かりません。色々な方法で今の自分に必要な答えや気づきを与えてくれるのだと思います。そのメッセージは、自分が自分自身に送っているものであり、自分が本来持っていた言葉です。潜在意識のメッセージに関心を向け続けていると、それがストーリーとなり最後には必ず大切なことを届けてくれます。そのメッセージを柔らかな気持ちで受け取ることさえできれば行く道が定まり、自信を持って進んでいくことができると思います。

 

N様の中の張っていたものが緩やかになり、これからも愛情の輪が広がっていくことを願っています。

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提供者:Daria Shevtsova



最後までお読みくださりありがとうございました。

このご縁に感謝いたします。

 

認知行動療法ヒプノセラピーメンタルトレーナー

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