ヒプノ実践・娘と共にキャンピングカーセラピー

弊ブログに訪れてくださりありがとうございます。

ヒプノセラピー実践の記録です。

クライアントのAさんのテーマは、「パワフルな私の背中を見て育っていく子供達の未来」でした。

オリジナルメニューとして未来を見るセラピーを行いました。潜在意識が持つ思いから、未来の状態を見るというものです。

オリジナルメニューの場合、ストーリーの最初の場面をある程度自分で想像してから催眠に入ることで、スムーズに場面が浮かんでくることがあります。

Aさんは、「宝くじに当たってキャンピングカーを買う。キャンピングカーで全国を回ってカウンセリングをする。その様子がテレビで紹介され予約殺到！」という未来のイメージを持って催眠に入りました。

Aさんは１０万円を持って宝くじを買いに行きました。

次の場面でキャンピングカーが届きましたが、、、宝くじは当たらず、ローンで購入。

そのキャンピングカーで、末の娘さんと共にご実家のある広島へ向かいます。

そこで、車椅子のお母様と時間を過ごしたり、お姉さまや姪っ子さんに仕事を紹介してもらったり、弟さんも交えてケーキを食べたり、ご実家のご家族の姿も多く見られました。また、以前の勤務先で講演会を行う場面や、HPやfacebookからの問い合わせが増え、広島県内のあちこちで予約が入り仕事も順調。

自宅に残してきた二人のお子様達に連絡をする場面では、不満を言い合いながらも自立して生活している様子やAさんを応援してくれている様子が見られました。

同行している娘さんは、HPの管理や、予約の受付、スケジュール調整と、マネージャーとしての仕事をしっかりとこなしてくれていました。そんな娘さんを信頼し、仕事ぶりに感心し、自信を持ってくれていることを嬉しく感じることができたAさん。最後に娘さんと人格変換を行いました。娘さんからは「そばにいてくれてありがとう。私に自信をつけさせてくれてありがとう。お母さんに感謝している。私には真似できない。」と感謝や尊敬の気持ちをAさんに抱いていました。Aさんはそんな娘さんに対して「ちゃんと見ているから大丈夫だよ。何があっても私の子だから。」と強く大らかな気持ちになれました。

人格変換とは、催眠状態で目の前の人の中に入ることです。それにより、その人の見ている景色、あなたへの気持ち、物事の感じ方、考えを深く知ることができるのです。まさに、「相手の立場に立つ」ということです。その人の目線になってその人になりきって気持ちを知る。これは、人間関係を円滑にする上でとても有効なセラピーの技法だと思っています。相手が自分をどう見ているかということやどんなことを考えているのかを知ることで自分本位な視点が薄れ、相手を思いやり尊重することができるようになります。相手の気持ちが理解できると、自分のことも素直に伝えることができるようになります。その気持ちのキャッチボールが自分と他者の関係性を高めることは言うまでもありません。立場の置き換えをすることは、日常生活でも常に大切なことだと思います。自分には「すぐにやってほしいのになかなかやらなくてイライラする。」と思うことが、相手には「そんなに急ぐことではないので焦らなくていい。」と思っていることかもしれません。特に、このような感覚的な事柄についての認識の違いは、立場の置き換えによってスムーズにいくことが多いのではないでしょうか。

セラピーが終わった後のAさんの最初の言葉は、「宝くじ、当たらなかったか～！」

潜在意識では、宝くじはそう簡単に当たらないと考えているようですね。

そして、キャンピングカーで全国を回るはずが、ご実家の広島県下のお仕事をしながらお母様のお世話をしていました。

テレビ出演の場面はありませんでしたが、ご家族や知人からのご紹介でお仕事が次々埋まっていき、ご家族との時間やコミュニケーション、これまで培った人脈を大切にされていることが見えてきました。

何より、末の娘さんとの強い信頼関係を感じることができ、「パワフルな私の背中を見て育っていく子供達の未来」を見事に描くセラピーとなりました。

セラピー後、娘さんとこのセラピーについて話し、楽しそうに聞いている娘さんの表情を見て、娘さんの将来は大丈夫！という気持ちになったそうです。

そのような会話ができるヒプノセラピーは素晴らしいですね、とメッセージをいただきました。

オリジナルメニューは、ご自身のご希望に沿って潜在意識に働きかけることができます。悩みや迷いに対する前向きな答えを見いだすことができ、特定の人物とのこれからの関係についても前向きな導きが得られます。

答えはいつも必ずあなたの中にある、潜在意識はそれをとてもよく知っていると思います。