今日は中秋節。
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今日は中秋節です。中秋節は秋の美しい月を楽しみ、家族の団らんや豊作を祈る中国の伝統的な行事の一つです。
日本ではお団子を積み上げてススキを飾り月を眺める習慣がありますが、最近は恵方巻きやハロウィンの盛り上がりに比べると薄れてしまった風習かもしれません。
中華圏のシンガポールでは、中秋節は一大イベントです。月餅が至ところで売られ、ランタンを華やかに飾り、街中がお祭りモードになります。
月餅は満月に見立てた丸い中国のお菓子です。中秋節には大きな月餅を家族で切り分けて食べるそうです。縁起のいいお菓子とされていて、プレゼントし合うこともあります。(月餅を送るときにお金を忍ばせる賄賂が横行して公費での月餅贈り合いは禁止になったり、汚職に利用されたりと中国で社会問題になったこともあるそうです。)
日本でよく見られるのは、餡を皮で包み焼き上げた茶色い丸い月餅です。しかし最近香港やシンガポールでは『スノースキンムーンケーキ(冰皮月餅)』が流行っています。スノースキンとは、薄い求肥のような皮に餡を包んだもので、冷やしていただきます。このスノースキン月餅がとっても美味しい!シンガポールで食べて以来、大好きなお菓子です。
シンガポールで大人気のスノースキンは、ラッフルズホテルのシャンパントリュフスノースキンです。上品で香りがよく、初めていただいた時はその美味しさに感激しました。どんなお味か表現しづらいのですが、個人的には『超高級雪見だいふく』のイメージです。
シャンパントリュフ以外にもアールグレイやアサイー、コニャックにアボカドなど、今年も様々なフレーバーが販売されています。
美味しいお菓子と共に家族と月を愛でるというのは、とても穏やかで素敵な秋の夜の過ごし方だと思います。そして、以前の記事にも書きましたように、美しいものを美しく感じる心を持つことが癒しにもなるのです。
月だけでなく、桜、紅葉、海、夕日、富士山などなど、日本には愛でるものがたくさんあります。空を見上げたり、遠くに視線を送ったり、もしくはいつもの景色を少し違う角度から眺めたりすることで、あなたの心を癒す愛でるものが見つけられるかもしれません。
このスノースキンムーンケーキ、日本では手に入れるのが難しいようです。今回、一時帰国のお土産として日本のお友達に配り歩いています。今の所、日本で販売しているところを見つけられません。でも、本当に美味しくて大好きなので日本に上陸しないかなぁ...しないならば上陸させてしまおうかなと本気で企んでいます♪日本でのスノースキン入手方法情報をお持ちの方はぜひご連絡ください!
中秋節は今日ですが、満月は明日です。今日見逃した方は、明日の月夜を楽しんでください。そして、十五夜のお月見をしたら十三夜(今年は10月11日です)のお月見も忘れずに。片方のお月見しかしないと片見月と言われ、縁起が悪いそうです。が、由来は『十五夜と十三夜、どちらも遊びに来てくださいね!』という江戸時代の遊里の客寄せのためだとか。バレンタインとホワイトデーの販売商戦のようなものでしょうか。
私は、そういった仕掛けに便乗して楽しむのは好きですが♪
最後までお読みくださりありがとうございました。
このご縁に感謝いたします。
いくえ